大震災から想うこと
2011.04.27
普段は、当たり前で気付かないことが、今回の大震災で気付かされたことが多くある。水、電気、交通機関など実にこれらにかかわるものに恵まれているかということ。人は、すぐに持っているものに慣れてしまうものらしい。
・・・10億円の宝くじが当たっても、すぐに当たり前になり、幸せ感は続かない。便利さとモノと財力という外的条件を追い求める生き方は、幸せを運んで来ない・・・・・と、心療内科医の海原純子氏の新聞でのコラム。更に続けて、豊かさを受け入れて利用するとき、その恩恵にふと想いを巡らす。自分の持っている様々な多くのもの、ことを思うだけで相当に気分は変わる。持っているものを拒否するのではなく、無理な節約やケチケチではなく、自分の受けている恩恵の多さを思う心が幸せにつながる、と。
いまだ就職先が決まらない学生が、就職活動を出来ること自体が幸せなことであり、これからもめげずに就職活動を続けたいと、大震災後に気づいたことから同時に意欲につながるを話していたのが、印象的だった。
大震災からかえって気づきや温かさが生みだされていることも多いような気がする。
青森ブロック 石戸谷